新しくなったBoost Noteのレビュー

概要

僕が一年ほど前から使っているMarkdown形式のメモソフトBoost Note。Markdownで気楽にきれいなメモが取れることで重宝しておりました。このBoost Noteがついにベータ版から正式に一般公開されたらしいです。正直今まででベータ版ということすら知らずに使っていたことは内緒です。

一般公開に先立って、ノベルティキャンペーンというのをやっているらしいので新しいBoost Noteをインストールしてレビューしてみたいと思います。一応断っておきますが、僕自身はあまりIT系に強くないので一般的なエンドユーザーとしての使用感をレビューします。ですから間違いなどがある可能性もあるのでご了承ください。

今までのBoost Note(以下 旧Boost Note)

旧Boost Noteは使いやすくはあったのですが、正直かゆいところに手が届いていないといった印象がありました。その最たる例はデバイス間でのデータ共有がほぼできないことです。そもそも旧Boost Noteはデスクトップ版しか存在していませんでしたのでデバイスごとに旧Boost Noteをインストールする必要がありました。デバイス間共有はOneDriveやGoogleDriveを使えばできないことはなかったのですが、とても面倒くさい手順を踏まなければなりませんでした。また昔のことなのでよく覚えていないのですが、動作が不安定だった時期があったような気もします。

新しいBoost Note(以下 新Boost Note)

　初めに注意点です。旧Boost Noteがアップデートされて新Boost Noteになるわけではありません。新しくインストール必要があります。インストールはこちら。

　新Boost Noteは旧Boost Noteで不便だったデータの共有が簡単にできるようになっています。データはアカウントごとにクラウドに保存されるため複数のデバイスから同じデータにアクセスできます。またブラウザ版のBoost Noteも新しくできたようです。さらにモバイル版も近日公開される予定です。

　ここから実際の使用感をレビューしていきます。まずデスクトップ版を見ていきます。アカウントはGitHubのアカウントが使えたのでGitHubでログインしました。レイアウトはほとんど変わっていませんが、ところどころ違うかなといった印象です。使っていれば慣れるでしょう。また、設定から旧Boost Noteのデータをインポートすることができました。

　次にブラウザ版も試してみました。基本はデスクトップ版と同じです。同じアカウントでサインインしてみるとちゃんとデータが同期されていました。

　基本は旧Boost Noteと遜色ありませんが、しばらく使っていると気になる箇所がでてきました。以下に列挙していきます。

1. 旧Boost Noteからデータをインポートする際に画像がついてこない。手動で画像を貼りなおす必要がある。
2. インポートした画像がついていたはずのファイルをプレビュー表示すると新Boost Noteの画面が真っ白になって操作が効かない（バグ？）再起動するとなおる。　
3. ダークテーマで表をプレビュー表示すると表の中の文字が見えない。白系のテーマなら見えた。

4. 画面左のストレージ名などのスペースを小さくすると設定などのアイコンがストレージ名にかぶってしまう。

5. 文字列を検索中に、強制的にタイトルまでカーソルが飛んでしまうため不便（文字列"hogehoge"を検索しようとしている）

6. `-`や`*`で箇条書きにしたり、表を作ったりする際にエンターで自動的に次の箇条書きや表が作成されない。
7. プレビューが一緒にスクロールされない。
8. ブラウザ版とデスクトップ版でファイルの同期はされるが設定の同期がされない
9. "()"などが自動補間されない。

　　

これらはリリースしたばかりということもあり仕方ないことですが、なるべく早めに対処してほしいです。

　次にあったらいいなという機能をいかに列挙します。

1. Boost Noteユーザでない他の人とプレビューだけを共有できるURLを発行する機能
2. 一部日本語でない箇所があるので日本語化ををもう少し進めてほしい。

特に1の機能はあったら大変便利だと思います。Evernoteの共有URLみたいな感じで共有できたら万々歳です。

まとめ

　簡単に新Boost Noteのレビューをしてみました。まだリリース直後ということで伸びしろがある感じですね。これからもBoost Note愛用していきます。

　ノベルティキャンペーン間に合うことを祈ります。